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他院で断られてしまった方へ

他院でインプラント治療を断られた方へ

インプラント治療を断られた方へ

お口の状態や手術の難しさなど、さまざまな理由でインプラント治療を断られてしまうことがあります。

当院では、そのような方々にも安心して治療を受けていただけるよう、先進の検査機器や手術体制を整えており、難症例のインプラントにも対応しております。
「全身疾患がある」「顎の骨の量や厚みが足りない」などの理由で、他院でインプラントを断られた場合も、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院では、患者様の健康と安全を第一に考え、十分なカウンセリングや検査を通じて最適な治療計画を立てることに努めています。
経験豊富な歯科医師やスタッフが丁寧にお悩みをお聞きし、患者様に合わせた最適な解決策をご提案いたします。お気軽にご相談ください。

インプラントが受けられない方

全身疾患のコントロールができていない方

全身疾患や持病がある場合、インプラント治療の適応が制限されることがあります。特に、高血圧、糖尿病、骨粗鬆症、心疾患などの病気がコントロールできていない方は、インプラント手術を行うことが難しい場合があります。しかし、病状が安定していて、内科主治医との相談の上で治療が可能な場合もあるため、まずは諦めずにご相談ください。

一方で、免疫不全や免疫力が低下している方、血液疾患を抱えている方、また放射線治療を受けている方などは、インプラント治療を受けることができません。これらの状態では、治癒能力や感染リスクが高まります。
患者様の全身状態を適切に評価し、リスクを最小限に抑えつつ安全な治療を提供するために、まずは内科医や専門医との十分な相談が必要です。その上で、最適な治療計画を立てることが重要です。

全身疾患をお持ちの方への対応

心筋梗塞を起こして半年以内の方

心筋梗塞や狭心症、その他の心臓疾患を発症してから6ヶ月以内の方は、インプラント治療中に発作を誘発するリスクがあるため、治療は発症から半年以上経過してから受けるようにしてください。

麻酔や顎骨にドリルで穴を開ける際の刺激が発作を引き起こす危険性がありますので、必ず主治医と相談し、必要な検査を受けて問題ないと判断された場合にのみインプラント手術を行うことができます。

骨が少ない・足りないと断られた方への「骨造成治療」

日本人を含むアジア人は、欧米人に比べて骨の量が少ない傾向があります。そのため、インプラント治療を行う際には、十分な骨量を確保するために骨造成が必要となることがよくあります。

特に骨の量が極端に不足している場合は、より高度な技術と経験が求められます。このような状況では、一般的なインプラント治療では対応しきれないことがあります。

しかし、当院では豊富な経験と高度な技術を持つ歯科医師が在籍しており、骨造成によるインプラント治療を行うことが可能です。下顎の骨量が極端に少ない場合を除き、ほとんどのケースにおいて骨造成による治療が可能です。

GBR(骨誘導再生)

GBR(骨誘導再生)

GBR(Guided Bone Regeneration)とは、骨の幅や高さが不足している場合に、特殊な膜(メンブレン)を使用して骨の再生を促進し、骨量を増やす方法です。インプラントが完全に骨の中に収まらず、一部が骨の外側に露出してしまうことが予想される場合に、このメンブレンを露出が予想される部分に覆い被せることで、骨の再生を促します。

上顎洞底挙上術

インプラント治療に用いられるインプラントの長さは8〜10mm程度です。この長さのインプラントを確実に固定するには、十分な骨の量が必要です。上顎の奥歯の上には上顎洞(じょうがくどう)という空洞があり、歯が抜けると顎骨が痩せやすくなります。そのため、インプラント治療の際に骨量が不十分とされることがよくあります。

当院では、上顎の骨が不足している方にもインプラント治療を提供するため、「サイナスリフト」と「ソケットリフト」を行っています。これらの治療は、上顎の骨を増やす方法です。

サイナスリフト

サイナスリフト

サイナスリフトは、上顎におけるインプラント治療に用いられる手術的な方法です。通常、上顎の後方には上顎洞と呼ばれる空洞が存在し、この部分には十分な骨の高さがないことがあります。そのため、インプラントを埋め込むには骨の量が不足している場合があります。

サイナスリフトでは、小鼻の横にある上顎洞の底部に骨補填材を埋め込むことで、骨の再生を促します。具体的には、骨の高さが5mm以下や多くの歯を失っている場合にこの手術が適用されます。また、骨の厚みが8mm未満であったり、多くの骨を補う必要がある場合にもサイナスリフトが選択されます。

上顎洞の近くでは骨の量が少なく、これがインプラント治療の難しさにつながります。しかし、サイナスリフトを行うことで骨を増やし、十分な骨量を確保することができます。これにより、インプラント治療の適用範囲が広がり、治療の成功率を高めることが可能となります。

ソケットリフト

ソケットリフト

ソケットリフトは、上顎の奥の骨を増やす手法です。この方法は、シュナイダー膜までの骨の高さが5mm以上ある場合に適用されます。サイナスリフトとは異なり、ソケットリフトではシュナイダー膜を徐々に押し上げ、その膜が完全に骨に変化するのを待ってからインプラントを埋め込みます。これにより、骨の量を増やす治療と同時にインプラントを埋入することが可能です。

ただし、極端に骨が吸収されている場合にはこの方法は適応できません。ソケットリフトを行う際には、患者様の骨の状態や治療の適応性を慎重に評価する必要があります。

全身疾患をお持ちの方への対応

全身疾患をお持ちのため、断られた方への対応

全身疾患をお持ちの方がインプラント治療を受ける際には、糖尿病や高血圧、心疾患、骨粗しょう症などの状態が治療の適否に影響を与える場合があります。

しかし、当院では、患者様の健康を最優先に考え、安全かつ効果的な治療を提供するため、患者様のかかりつけの内科医とも連携し、症状や治療のリスクを適切に評価した上で治療計画を立てています。患者様が安心して治療を受けられるよう努めておりますので、どうぞご安心ください。

治療方法

糖尿病

糖尿病は免疫力を低下させ、歯周病の発症を促進する可能性があります。また、インプラントと骨の結合過程での骨吸収が増加し、インプラントが失われるリスクが高まることがあります。ただし、腎不全や心血管疾患などの重篤な合併症がなければ、治療は可能です。状況に応じて適切な治療法を提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

高血圧

高血圧の治療では、点滴麻酔を使用して血圧の上昇を抑制したり、降圧薬を服用して血圧を正常範囲に下げたりします。かかりつけの内科医と相談し、治療方針を検討していきます。

心疾患

かかりつけの内科医との協議の上、治療が許可されれば、心臓に関連する病歴のある方々でもインプラント治療を受けることが可能です。特に、心筋梗塞、狭心症、心臓弁膜症などの過去に人工弁置換手術を受けた方や、体内型ペースメーカーを装着している方は、治療の際にはより詳細な連携が求められます。

骨粗鬆症

骨粗しょう症の治療中にある方は、治療を行う前にかかりつけの内科医に確認することが重要です。しかし、骨粗鬆症の薬を服用している状況でも、通常、顎の骨密度には直接的な影響がありません。そのため、インプラント治療は通常通りに行うことができます。