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インプラントQ&A

インプラント治療は誰でも受けられますか?

成長途中のお子さまの場合、インプラント治療によって骨の成長が妨げられる可能性があるため、通常は治療を受けることができません。お子さまの成長段階では、骨がまだ発育しており、インプラントが骨にしっかりと結合することが難しいためです。

一方、大人の場合でも、年齢や全身の健康状態が治療の適否に影響を与えます。手術に耐えられる体力がない方や、全身に疾患がある方などは、インプラント治療を受けることが難しい場合があります。治療が安全に行えるかどうかを判断するためには、事前に詳細な検査や診断が必要です。

金属アレルギーは大丈夫ですか?

インプラント体の材料である「チタン」は金属ですが、人体との親和性が非常に高く、人工関節などにも幅広く使われています。そのため、金属アレルギーが出る可能性はほとんどありません。ただし、稀なケースではアレルギー反応が起こることもありますので、気になる場合にはアレルギー検査を受けることをおすすめします。安心して治療を受けるためにも、ご自身の健康状態やアレルギーの有無を事前に確認することが大切です。

インプラントにするとどれくらいの力で噛めるようになりますか?

インプラント治療を受けると、天然歯に近い噛む力を取り戻すことができます。通常の入れ歯やブリッジは、周囲の歯や歯肉を固定源としていますが、インプラントは人工歯根があるため、強い力で噛むことができます。

これにより、食事の際に自然な噛む動作が可能となります。また、インプラントは顎の骨にしっかりと統合されるため、噛むときに歯がずれたり動いたりすることがありません。その結果、食べ物を噛む際の安定感や自然な感覚を得ることができます。

インプラントの手術は痛くありませんか?

インプラントの手術では、通常局所麻酔を使用します。手術中の痛みや不安に対して、麻酔分野に精通した医師が丁寧に対応いたしますので、安心して治療を受けていただけます。また、手術に対する恐怖心が強い場合には、静脈内鎮静法でリラックスした状態で手術を受けることも可能です。何か心配事やご質問がございましたら、お気軽にご相談ください。

手術後に痛みや腫れはありますか?

インプラント手術後は、通常、抜歯したときと同様の痛みを感じることがありますが、処方された痛み止め薬によってその痛みは軽減されます。腫れについては、手術直後に腫れる場合もあれば、手術後2日目以降に腫れる場合もあり、個人差があります。

特に骨を増やす手術を受けた場合には、手術後に腫れや痛みがより顕著に現れることがあります。そのような症状にお困りの場合は、遠慮なくご相談ください。

インプラントの手術の際、入院が必要ですか?

一次手術でも二次手術でも、当院では入院の必要はございません。また、手術中は十分な局部麻酔を行いますので、従来の歯科治療に比べても痛みは軽減されます。

さらに、当院ではインプラント施術時に専任の麻酔医が立ち合い、静脈内鎮静法を併用して痛みが少ない治療を行っております。

インプラントの治療期間はどのくらいかかりますか?

インプラント治療の完了までの期間は通常、4〜6ヶ月かかります。ただし、この期間はインプラントの本数や埋め込まれる箇所、そして採用される治療法によって異なります。

歯を抜けたままにしておくとどうなる?

歯が抜けたまま放置すると、さまざまな問題が生じます。隣の歯がその隙間に寄ってきたり、反対側の歯が飛び出してくることで、かみ合わせが悪くなります。不適切なかみ合わせは歯の痛みや顎関節症の原因となり、周辺の筋肉にも影響を及ぼします。また、歯が寄ったり伸びてきたりすることで、食べ物が詰まりやすくなり、歯並びが乱れます。

これらの問題は徐々に進行するため、放置してしまうと治療がより複雑になります。歯が抜けた場合は、早めに歯科医院に相談して適切に対処しましょう。

保険はききますか?

インプラント治療は保険適応外のため、全額自費負担となります。

インプラントは一生持ちますか?

インプラントの寿命は、患者様の口内衛生状態に密接に関係しています。インプラント自体は、むし歯にかかる心配はありませんが、歯周病になる可能性があります。歯周病が進行すると、インプラント周囲の骨が減少し、最終的にはインプラントが失われる可能性があります。

インプラントを長期間健康に保つためには、日常のブラッシングと歯科医院での定期的な検診が欠かせません。

歯周病でも治療を受けられますか?

歯周病に罹患している方の口内には、多くの細菌が繁殖しています。この状態でインプラントを埋め込むと、感染のリスクが高まり、インプラント本体が脱落する可能性があります。まずは歯周病の治療を行い、適切なブラッシング方法を身につけることが重要です。口内環境を改善してからインプラント治療に進むことで、より長期間安定した結果を得ることができます。

年齢制限はありますか?

インプラント治療の下限年齢は、骨の成長がほぼ終了する18歳ですが、上限年齢については基本的に制限がありません。全身的な健康状態が良好であれば、どなたでも治療を受けることが可能です。ただし、重度の糖尿病や高血圧などの全身疾患がある場合は、それらの疾患が治療に影響を及ぼす可能性があるため、事前に医師との十分な相談が必要です。

人工歯を保険適用の素材に変更できますか?

保険と自費の診療を組み合わせることは、法的に許可されていません。つまり、上部構造(人工歯)がセラミックであっても金属であっても、保険適用外となり、すべて自費診療になります。

仕事であまり時間がとれないのですが、治療を受けられますか?

患者様の状況によって治療期間や回数は異なりますが、骨が丈夫な方であれば、比較的短い期間や少ない回数で治療が完了する可能性が高まります。